常緑キリン草とは
学名は、ベンケイソウ科キリンソウ属キリンソウ、名前の通り弁慶のように非常に強いことから付けられた多肉植物です。
従来のキリンソウは日本各地の山地や海岸の乾いた岩の上などに自生する植物で、冬季は落葉します。
常緑キリンソウは品種改良を行い、通年を常緑で保つように改良した新品種です 。
雨水が当たる所であれば、3㎝~5㎝程度の薄層の土壌で、生育温度-30℃~+40度と日本全国 どの様な条件下でも生育が可能です。
この常緑キリンソウは鳥取県の種苗会社、㈱フジタが平成19年に種苗登録を完了しています。
登録名は 『トットリフジタ1号』登録番号15866号 /『トットリフジタ2号』登録番号15867号の2品種を登録しています。
この常緑キリンソウは通年緑を保ちますが、いつでもおなじ状態ではありません。
常緑樹でも葉の入れ替わりがあるように、常緑キリンソウも11月~12月にかけて、古い葉が枯れ、新芽と入れ替わることで緑を保ちます。(入れ替わりの時期は地域及び天候等の諸条件により、変動します)
常緑キリンソウの背丈は20㎝~30㎝程度で、季節により変動します。
今まで不可能とされてきた海岸部のコンクリート構造物に対してもこの常緑キリンソウであれば緑化が可能となりました。
波浪によって流亡しないような箇所であれば、この常緑キリンソウは 海水がかかっても全く問題がありません。
FTMバックについて
常緑キリンソウ袋方式:常緑キリンソウ専用土壌を袋の入れ、『土壌流亡』『雑草対策』『簡単緑化』を実現した新しい緑化方式が常緑キリンソウ緑化システム(FTMバック)です。
標準サイズとしては
- 壁面緑化:300(350)*1000
- 折板屋根:250(200)*1000
- 屋上緑化:500*500(座布団型) or 250*1000(枕型)
袋は形を持たないので、現場に合わせた寸法のオーダーが可能です。
ファスナー方式で苗入れ作業が大幅に簡易になりました。苗をいれる時は大きく開き、入れた後は茎の大きさとなることで、雑草防止、土壌流出防止機能を持っています。